RECRUIT
*2026年5月現在、スタッフの募集は行なっておりません

人が、人と出会うための場所をつくっています。
建築の仕事は、竣工したら終わりではありません。
新潟に、菊水酒造という酒蔵があります。梶浦事務所の代表である梶浦暁が、菊水酒造から最初の設計依頼を受けたのは、25年前のことでした。日本酒文化研究所から始まり、生産施設の刷新、福利厚生棟、本社事務所、そして酒蔵をガーデンとして地域に開いたKIKUSUI 蔵 GARDENへ。依頼は形を変えながら、今も続いています。
25年の間に、中越地震があり、東日本大震災があり、社会情勢も菊水酒造を取り巻く環境も大きく変わっていきました。時代も変わり、会社の課題も変わりました。そのたびに依頼の内容は変わりましたが、梶浦が向き合ってきたことは、いつも同じでした。
「そこで働く人たちが、顔を見合わせられること。人と人が、自然に関係を育める場所であること。」
大きなタンクで醸す酒蔵の中に、あえて小さなものづくりの場をつくりました。山が見え、田んぼが見える窓を設けました。効率だけを考えれば、窓は不要なものかもしれません。使いながら、窓にカーテンをかけられてしまうかもしれません。でも、仕込みから貯蔵まで、それぞれの工程を担う人たちが互いの顔を知り、窓の外で日々変化していく自然の景色から、同じ生き物を相手にしているという感覚を持てること。それが、酒の味をつくると、私たちは信じています。
建物をつくることより先に、その空間でどんな関係が生まれるかを考える。それが、梶浦暁建築設計事務所の設計です。

大事なものを守るために、粘ります。
クライアントの悩みは、空間の話だけではありません。
予算、スケジュール、組織の課題、地域との関係。それらすべてに向き合いながら、それでも「この空間で実現しなければならないこと」を手放さないために、何度でも考え直します。菊水酒造との25年は、まさにその繰り返しでした。
「何度も契約を切られそうになりました。毎回もクライアントには怒られました。その度にどうすべきか全力で考えてきました。」梶浦は笑顔で振り返ります。その都度その都度、クライアントの課題と正面から向き合い、提案し、調整し続けてきた。その積み重ねが、今の景色をつくりました。
簡単に妥協しない。でも、現実から逃げない。その両方を同時に持ち続けることが、梶浦事務所の誠実さだと思っています。クライアントにとっても、スタッフにとっても、そういう事務所でありたいと思っています。

担当者に、きちんと任せます。
梶浦事務所では、プロジェクトの担当者が設計から監理まで一通り関わります。
「よく任せてるね、と言われるくらい任せています。」梶浦はそう言います。大きな方向性は一緒に考えますが、細部の判断は担当者に委ねます。代表や経験者が抱え込まず、スタッフ一人一人を信じて渡す。それが梶浦のスタイルです。
もちろん、戸惑う場面もあると思います。正解がわからないまま判断しなければならないこともあるかもしれません。でも、自分で考えて、先輩や関係者に聞きながら学び、動いて判断していく経験は、着実にプロジェクトを進める力になっていきます。「育ててもらう」というより、「投げ込まれながら育つ」という感覚に近いかもしれません。その方が性に合う、という方に来ていただけたら嬉しいです。

こんな方と、一緒に仕事をしたいと思っています。
建築の設計に、意欲がある方。
資格や経験の長さよりも、「この空間で何が起きるか」を想像しながら図面を引ける方かどうかを大切にしています。一級建築士の資格があれば望ましいですが、20代の若い方も、30代以降の経験者も歓迎しています。
梶浦がよく口にするのは、「建築だけのマニアックな人じゃなくて、都市空間を豊かにしていきたいという気持ちがある人と一緒にやりたい」という言葉です。ものづくりの場に漂う歴史の温度や、そこに集まる人への関心。そういうものを自然に大切にできる方に来ていただきたいと思っています。
明るくて、穏やかで、よく笑うスタッフが多い事務所です。仕事を通じてワクワクすることを大切にしながら、クライアントや案件に対してはいつも誠実であろうとする。そういう場所です。一緒に、そういう場所をつくっていきたいと思っています。

梶浦暁建築設計事務所について
神奈川県藤沢市を拠点とする建築設計事務所です。酒蔵、教育施設、福祉施設、まちづくりセンター、住宅など、ジャンルを問わず、人が集い、関係を育む空間を設計しています。
ものづくりの場や地域に根ざした施設を多く手がけており、クライアントとの長期的な関係の中で、設計を積み重ねてきました。スタッフ、クライアント、そしてその空間を使う人すべてを大切にしながら、建築を通じて地域の景色をつくっていきたいと思っています。
ご応募、お待ちしています。
